ニキビ跡が消える・傷あとにも効くと世界中で話題の「Bioil(バイオイル)」
本当の効果はどうなんだろう?
ずっと悩み続けてる「ニキビ跡」が良くなるなら、試してみたいよね!
ということで、今回は「話題のバイオイルが本当に中学生、高校生のニキビ跡に効くのか!?」その効果を徹底解説していくよ。
この記事の目次
バイオイルって何? 効果を徹底解説!
世界124カ国で販売されてるスキンケアオイルで、
- 傷あと
- ニキビあと
- 妊娠線
などを、改善する効果があるって話題になった、南アフリカ原産のオイルだよ。
ただ、このオイル話題が先行しちゃって「間違った伝わり方」をしちゃってるんだ。
このバイオイルを販売してる「小林製薬」さんの公式サイトを参考に、ちゃんとしたバイオイルの効果を紹介していくね!
バイオイルは化粧品 ニキビ跡への効果はない
まず、このバイオイルに「ニキビ跡」を治す効果・効能はないよ。
薬でもなければ、医薬部外品の化粧品でもないから「何かを治す」っていうことは出来ないし、認められてないんだよ。
これはちゃんと販売元の「小林製薬」さんの公式サイトにも書かれてるよ。
保湿効果によりキズあと(※1)・ニキビあと(※1)をキレイに見せる
肌のキズあと※1やニキビあと※1を保湿効果により柔軟にしてキレイに見せるスキンケアオイルです。
※1 キズあと、ニキビあと、妊娠線とはケロイドや色素沈着のある肌ではなく完治して健常な状態に戻った肌のことです。
小林製薬公式サイト
みんなの悩んでる
- 赤いニキビ跡(炎症)
- 茶色いニキビ跡(色素沈着)
- 凸凹したニキビ跡(ケロイド)
のことを指してないんだ。
「ケロイドや色素沈着のある肌ではなく、完治して健常な状態に戻った肌」のことを、ニキビあとって言っていて、キレイに見せる効果があるよって書いてあるんだ。
ようするに、オイルだから保湿・柔軟効果がありますよってことだね。
これが、いろいろ間違った解釈をされちゃって「ニキビ跡が治る」って拡散されちゃってるんだよ。
基本的に「化粧品で何かを治す」っていう効果は、厚生労働省が認めてないから出来ないんだよ。
医薬部外品の化粧品は、有効成分を含めて浸透させるために、しかっり審査を通してその「効果・効能」がありますよって認めてもらってるから、ある程度の改善が見込めるんだ。
それでも扱いは化粧品になるから「治す・治る」っていう表現は出来ないんだけどね。
不必要な油分はニキビ悪化の原因に
上の説明を読んでもらえてれば「ニキビが治る」っていう効果がないことは、わかるよね。
もう1つ気をつけてほしいのが、バイオイルは油分が多いってこと!
大人の肌は皮脂が少なくて、油分で皮脂の代わりを作ってあげることで、ニキビが出来づらくなることもあるんだけど、
思春期の肌の場合は、ニキビ悪化の原因になるかもしれないんだ。
「バイオイルを使ったらニキビが酷くなった」っていう声もあるよね。
それは、肌に合わなかったんじゃなくて、余計な油分を足してニキビを悪化させちゃったんだよ。
炎症ニキビの原因を作る「アクネ菌」は皮脂や油分をエサに活動をしてるんだ。
皮脂を食べて「脂肪酸(雑菌から守る)」と「グリセリン(うるおい)」に分解してるんだよ。
ただ、肌に油分が多いと必要以上にアクネ菌が増殖して、脂肪酸を作りすぎるからニキビが出来ちゃうんだ。
だから、皮脂分泌が多い中学生・高校生はニキビが出来やすいんだよ。
というわけで、油分が多いバイオイルを使えばニキビが悪化するっていう本当の理由もわかったよね。
ちなみに、バイオイルが大人に人気が高いのは「油分が多いから」なんだ。
乾燥小じわが目立たなくなるからね。
毛穴を小さくする効果も期待できない
バイオイルで毛穴を改善したいって思ってる子が結構いるんだけど、むずかしいと思うよ。
オイルで肌の柔軟作用があるから、毛穴の開きが改善されるって考えられなくもないけど、柔軟作用がどこまであるかによるよね。
天然の油脂には、柔軟作用があるってことがわかっていて
- オリーブ油
- マカダミアナッツ油
- 米ぬか油
- アルガンオイル
などなど、これで角質をやわらかくすれば、毛穴詰まりが解消されるんだ。
肌に油分が残っちゃうから、洗い流すことが条件だけどね。
肌がやわらかくなれば、毛穴も徐々に元の状態まで閉じてくるし、角栓も詰まりにくくなるから「いちご鼻の改善」にもおすすめだよ。
この角質柔軟作用には「パルミトレイン酸」っていう成分が多く含まれてることが、重要になってくるんだ。
バイオイルにも「ひまわり種子油」とか含まれてるんだけど、主成分はミネラルオイルだから、毛穴改善には向いてないと思うよ。
油分が足りない大人には使いやすいかも
ここまでの紹介だとバイオイルは「何の効果もないオイル」みたいになっちゃうけど、もちろんそんなことはないよ。
思春期の肌には向いてないと思うけど、大人には使いやすいオイルかもしれないからね。
どうしても皮脂分泌が少ないと
- 外敵(雑菌・ウイルス)から守れない
- うるおいが保てない
っていうことが起るから、油分を肌に足してあげる必要があるんだ。
そういう時の保湿に役立つオイルだよ。
肌に浸透して乾燥肌を改善するっていうことはないけど、油膜を張って水分の蒸発を防いでくれる働きに期待できるね。
あと、乾燥小じわが目立たなくなるっていうのもメリットの1つだよ。
まとめ
バイオイルの効果についてわかってもらえたかな
ニキビやニキビ跡に悩んでいて、バイオイルを使おうか迷ってる子は、ちょっと考える時間を作った方がいいかもね。
はっきり言えることは、バイオイルを使ってもニキビ跡は治らないってことだよ。
化粧品は美肌へのサポートはしてくれるけど、治すことは出来ないんだ。
ただ、肌をキレイにするために化粧品のサポートが必要な時も絶対にあるよ。
保湿でうるおいを守ったり、有効成分で炎症を抑えたり
肌に足りないものをしっかり理解して、上手に化粧品を使っていこうね!