最近よく目にするのが「ニキビにティーツリーが効く!」っていう情報
「ラベンダー」や「ティーツリー」のような、自然オイルに注目が集まってるんだね。
でも、「どうしてティーツリーがニキビに効くんだろう?」
理由を知らないでなんとなく使うと「せっかく治り始めてたニキビが悪化しちゃう」っていうこともあるから気をつけてね。
ということで今回のテーマは
「中学生・高校生は要注意!ティーツリーがニキビに効く理由を徹底解説!」
化粧品は肌に合わないと、状態を悪化させることもあるから慎重に選ぼうね。
とくに「ニキビに悩んでる子」と「オイル」の相性は難しいんだよ。
この記事の目次
ティーツリーがニキビに効くのはどうして?
そもそもティーツリーの「オイル」や「化粧水」はニキビに効くのか?
答え、ティーツリーはニキビに効く
化粧品で「効く」っていう表現が正しいかどうかは別として、ニキビの改善につながるよ。
ただ、大事なのはここから!
ニキビに効くっていうことは、何らかの効果がないと成立しないよね。
そこで注目されるのが、ティーツリーの「抗菌効果」なんだ。
ティーツリーオイルには高い抗菌効果がある
ニキビの原因になってる菌「アクネ菌(通称 ニキビ菌)」のことは知ってる?
ざっくり説明すると、このアクネ菌が皮脂をエサに繁殖して増えすぎると、炎症のある「赤ニキビ」や「黄ニキビ」が出来るんだ。
「じゃあ、このアクネ菌をやっつけちゃえば、ニキビが出来なくなるね!」
っていう考え方でよく使われるのが
- 殺菌剤(サリチル酸など)
- 抗菌作用(精油など)
ティーツリーには「高い抗菌効果」があるから、殺菌に近い効果が得られるんだ。
この効果で、アクネ菌の全体数が少なくなるから、ニキビが一時的に治るんだよ。
ここまでは「ティーツリーのメリット」になる部分
中学生・高校生は要注意!って書いたのは、ティーツリーのデメリットになる部分も知ってほしかったからなんだ。
効果的に使えば良い物でも違った使い方をすれば、悪化の原因になるから注意が必要だよ。
中学生・高校生のニキビとティーツリーは相性が良くないかも
このティーツリーオイルや化粧水の原料になるのは「精油」っていわれる成分
精油は抗菌効果などの効果が高いぶん「皮膚刺激が強い」こともわかってるんだ。
だから、化粧品に配合していい量も「1%が原則」って決められてるんだって
原則があるってことは、刺激が強いってなんとなく想像できるよね。
ちなみに精油と間違えやすい成分に「油脂」っていう成分があるんだ。
どっちも「〜油」って書いてあるから、見分けるのが難しいんだけど
得られる効果は、全然違うんだよ。
精油は油よりアルコールに近い
上でも話したように、同じ油の仲間として「油脂」と「精油」がごちゃごちゃになっちゃうことが多くあるんだ。
けど、精油は油というより、アルコールに近い成分なんだ。
だから使用してもベタベタしないし、油分が多くなったりしないよね。
この2つを見分けるのは難しいんだけど、何から採れる成分なのかって考えるとわかりやすいよ。
植物の油脂は「種」や「実」から抽出
- オリーブの実
- ひまわりの種
- ココナッツの種(ヤシ)
- ツバキの種など
精油は「花」や「皮」や「葉っぱ」から抽出
- グレープフルーツの皮
- バラの花
- ラベンダーの花
- ティーツリー(葉っぱ)など
この2つは化粧品に使われる時の用途も全然違くて、
油脂はクレンジグや保湿化粧品の「基剤(ベース)」として使われることが多いよ。
ひとの「皮脂」に近いから、保湿に使われるんだね。
精油はシャンプーや化粧水、オイルの「抗菌剤」や「香料」として使われることが多いんだ。
精油(エッセンシャルオイル)には
- 強い刺激
- 毒性
がある物もあるんだよ。
化粧品に含まれる精油の量で毒性はほとんどないから、心配なのは「皮膚刺激」のほうだね。
毒性で最近良く知られてるのは「光毒性」
- ベルガモット
- レモン
- グレープフルーツ
これらの精油を肌に付着した状態で紫外線に当たると「しみ・そばかす」の原因になるって言われてるのが、これだよ。
市販されてる化粧品に、高濃度で配合されてることはないと思うけど
日に当たる朝とかは、避けた方がいいかもしれないね。
ポイント:ラッシュは大丈夫?
ティーツリーで人気の「Lush/ラッシュ」のスプレーは、グレープフルーツの果実水が含まれてるよ。
果実水っていうのに光毒性があるのかわかんないけど、出かける前は控えた方がいいかもしれないね。
ラッシュの公式サイトにも
化粧水『ティーツリーウォーター』は、グレープフルーツウォーターを多く含んでいます。お肌を引き締め、オイルバランスを整えます。
って書いてあったから、含まれてる量は多いみたいだよ。
柑橘系オイルの中には、オイルを使用してマッサージを行なったり、肌に塗布した状態で日にあたると、光感作用によりシミになってしまう現象が起きる事がございます。 ラッシュ商品に関しては、光感作用の影響の少ないエッセンシャルオイルの配合バランスですが、ご心配な方はご使用をお控えください。
引用元:Lush/ラッシュ 公式サイト
皮膚への刺激が強いって知ってた?
ティーツリーは抗菌効果でニキビに効くことはわかったけど、肌へのダメージも大きいことも知っておいてね。
ティーツリーは皮膚刺激が強い成分なんだよ。
ふつう肌の子なら問題ない場合でも「敏感肌・乾燥肌」や「ニキビで炎症してる」場合は悪化して酷くなることもあるよ。
使いすぎ(頻度)やたくさん浸透させようと、コットンなどで長い時間肌にあてることはやめたほうがいいかもね。
ニキビはなるべく刺激を与えない方が、治りが早まるよ。
アクネ菌の殺菌は本当に必要?
そもそもいまのスキンケアに、殺菌効果は本当に必要かな?
ティーツリーの抗菌効果(殺菌効果)はすごく高いから、アクネ菌がほとんどいなくなっちゃうことも考えられるよ。
ティーツリー油は、0.5%から1%未満の濃度に希釈した場合でも、幅広い種類の細菌や真菌に対して強い殺菌力がみられ、タンパク質に直接はたらくため耐性菌も発生しにくい。
参考元:wikipedia
たまに使う分には問題ないけど、毎日のスキンケアにはデメリットが大きそうだよ。
たとえば
- 殺菌効果のある洗顔料
- 市販の塗り薬
- ティーツリー化粧水
これらは全部に「強力な殺菌効果」が含まれてるんだ。
これを毎日のスキンケアに使ってたら、肌がボロボロになる環境を自分で作っちゃてることになるよ。
確実にニキビは繰り返し出来やすくなるし、美肌からは遠ざかるよね。
アクネ菌も「皮膚常在菌」っていう、本来は美肌のために必要な菌なんだよ。
この「アクネ菌」と「表皮ブドウ球菌」っていう善玉菌が、
肌のバリアや肌のうるおいを作り出し、キープしてるんだ。
殺菌するとニキビも一時的に治るけど、肌のバリア機能やうるおいも同時になくなるんだよ。
このことを知らないで使い続けると、乾燥肌・敏感肌になって、ずっとニキビが繰り返しでき続けちゃう結果になるんだね、、
「特定の化粧品をやめたら、またニキビが出来始めた!」っていう場合の多くは、殺菌効果の高い化粧品が多いよ。
殺菌効果なしではいられない肌になっちゃたんだね。
ここから、ふつうの化粧品に戻していくのはかなり大変だよ。
本当は出来るだけ殺菌効果に頼らない、ニキビケアが中学生・高校生には合ってるんだ。
ニキビが酷い時に塗り薬を使ったりは、しかたがないけど
殺菌剤を使っても、ニキビの原因の解決にはならないからね。
多くの化粧品会社も殺菌剤は見直して「殺菌剤不使用」っていう感じになってきてるんだよ。
みんな短期的な効果より、ニキビを原因から治したいって強く思ってるから、化粧品も変わってきてるんだね
ティーツリーはニキビに効くけど、ほどほどに
ということで「ティーツリーはニキビに効くけど、ほどほどに」っていうのが、当サイトD-day1の答えだよ。
いままで強い殺菌効果のある洗顔料を使ってたりして、なかなか化粧品が変えられないって悩んでた子は
このティーツリーの抗菌効果を活かすといいかもね!
一時的にニキビが酷い時は、ティーツリーの化粧水をつけてアクネ菌の量を調整する
こうやって徐々に、化粧品をやさしい成分に変えていけるよ。
でも最終的には、ティーツリーの抗菌効果からも離れられるぐらいの肌環境を目指していこうね。