中学生、高校生の多くが悩む「思春期ニキビ」早い子だと小学生から出来る子もいるんだ。
この思春期ニキビは、成長ホルモンと大きく関係してて、解決するのがとても難しいニキビなんだよ。
とくに、見た目にも目立つし、痛みやかゆみもある「炎症ニキビ」の場合、早くなんとかしてあげたいって、焦っちゃうお母さん、お父さん、もいるんだけど、小学生のニキビを治すのに焦りは禁物。
ニキビをいじりすぎると、かえって肌環境が悪くなり、ニキビが治りづらい状態になっちゃうこともあるんだ。
ということで今回のテーマは「小学生のニキビの原因と治す方法」
小学生の娘さんや息子さんのニキビを少しでも改善してあげたいって思ってる、お母さん、お父さんは、ぜひ参考までに読んでみてね。
この記事の目次
小学生のニキビの原因と治す方法
小学生でも高学年になると、ニキビができはじめる子がたくさんいるんだ。
とくに女の子は、男の子よりも成長が早く、ホルモンバランスが崩れやすいため、小学生でもニキビが出来やすい子が多いんだよ。
男の子の場合は、女の子よりも「皮脂量」が多いから、ニキビができる可能性が高いこともわかってるんだ。
ただ、小学生だと、まだスキンケアや栄養の知識が少ないから、お母さん、お父さんのサポートがすごく重要。
ここで間違ったケアをして大切なお子さんが、ずっとニキビに悩んじゃうようなことにならないように、小学生のニキビの原因や解決方法を、しっかり紹介していくね。
小学生のニキビは成長ホルモンが関係してる
小学生に出来るニキビは思春期ニキビって言われていて、その原因は「ホルモンバランスの乱れによる皮脂量の増加」にあるんだ。
この皮脂の分泌量が思春期の間は一時的に多くなるから、ニキビが出来やすくなるんだ。大人のニキビとは原因が違うから、解決方法も変わってくるんだよ。
・思春期はニキビが出来やすいことを知る
思春期の間はニキビが出来やすいことを、知ることが大切なんだ。
早く治したい気持ちや、なんで自分だけニキビが出来るの?っていうことが、焦りにつながって「薬」や「殺菌剤配合の化粧品」に頼っちゃうことが多いんだけど、思春期ニキビの原因は、成長期のホルモンバランスの乱れにあるから、無理に治そうとしても治せないことが多いんだよ。
よく言われてるニキビの原因「アクネ菌」を殺菌する方法は、小学生のニキビには適した方法じゃないんだ。
殺菌する方法は小学生のニキビ改善に向いてない
ニキビを治すために原因を作り出してる「アクネ菌を殺菌しよう」っていう人もいるんだけど、殺菌には大きなデメリットもあるんだよ。
大人の人で、生活習慣が乱れて突然出来たニキビには、市販薬の殺菌効果が短期間できれい治せるから有効なんだけど、思春期、小学生のニキビの場合は原因が「過剰な皮脂分泌」にあるから、殺菌剤は向いてないことが多いんだ。
殺菌剤を毎日、長期使用すると、小学生、中学生、高校生なのに
- 乾燥で悩む肌
- 敏感に反応しちゃう肌
になって、肌環境を元に戻すのが大変になっちゃうから、本当に注意が必要なんだ。
・アクネ菌を殺菌してもニキビは治らない
ニキビの原因を作ってるアクネ菌を殺菌することで、一時的にニキビが良くなることはあるんだ。だから、殺菌剤を使った化粧品やお薬は効果が出やすくて、人気も高いんだよ。
有名な化粧品だと「プロアクティブ」とかは、殺菌剤でニキビを解決するタイプの化粧品。メリットは即効性が高いこと。
アクネ菌の量を強制的に減らすことで、ニキビが出来る原因を解決しちゃうんだ。これでニキビが解決しちゃえばいちばん良いんだけど、小学生のニキビはそんなに簡単には治らないんだ。
・アクネ菌は肌を守る菌
アクネ菌はニキビの原因ってことしか紹介されないんだけど、実は肌を守ってる「皮膚常在菌」っていう、肌に必要な菌でもあるんだ。皮脂を分解して
- グリセリン→うるおい成分
- 脂肪酸→外敵をやつける成分
肌を守る成分を作り出してくれてるんだよ。
アクネ菌の他にも「表皮ブドウ球菌」っていう菌も同じような働きをして、肌を健康に保ってくれてるんだ。
殺菌剤を使えば一時的な解決は出来るけど、この肌を健康に保つための菌がほとんどいなくなっちゃうから、ニキビはまた繰り返し出来るようになっちゃうんだ。
・皮脂の分泌量に変化はない
アクネ菌を殺菌したことでニキビが一時的に良くなっても、小学生の成長期の間は、皮脂の分泌量が少なくなることはないんだ。
その結果、肌を健康に保つための菌の量は殺菌剤で少なくなったのに、皮脂をエサに増殖出来るアクネ菌は、またニキビを作り出す量まで戻っちゃうんだよ。殺菌剤を使う前より肌環境が悪くなっただけで、原因の解決までは出来てないことになるんだ。
このことを知らないで、治しては、またニキビが出来て、治しては、ニキビが出来てを繰り返してると、ニキビ跡に残ったり、思春期ニキビよりさらに厄介な、慢性ニキビになっちゃう可能性も高いんだ。
小学生のニキビ治すためにしてあげられることは?
小学生、中学生、高校生が悩む思春期ニキビは「本当は何もしない」方が良いんだけど、見た目にも目立つし、かゆくて眠れない、なんてこともあるから精神的にもつらいよね。
そこで、ニキビを直接治すことは出来ないんだけど、
- かゆみ、痛み、赤みを抑える
- ニキビを出来にくくする
- 肌のバリア機能を高めてあげる
今の状態より改善させて、大人になった時にニキビ、ニキビ跡に悩まない健康な肌作りのサポートは、いっぱいしてあげられることがあるんだ。
小学生のニキビ改善におすすめの化粧品を紹介
スキンケアのポイントや、食事で気をつけることを紹介する前に、当ブログサイトで中学生、高校生におすすめしてる「ニキビ予防におすすめの化粧品」を、紹介しておくね。化粧品は
- 買いやすさ、値段
- 効果、成分内容
- 市販or通販
- 安全性、ブランド
重視するポイントがみんな違うから、おすすめって難しいんだけど、ニキビを改善するために、少しでも参考にしてもらえたらって思うんだ。
・おすすめの化粧品はファンケル
思春期ニキビを改善するのに当ブログで、中学生や高校生におすすめしてる化粧品は「ファンケル」のニキビ用化粧品。
ファンケルが特別ニキビに効くとかじゃないんだけど
- 低刺激な成分にこだわっていたり
- 通販でも店舗(市販)でも買える買いやすさ
- 製品の安全面とファンケルっていう大手の安心感
など、総合的にみてファンケルをおすすめしてるよ。
・おすすめポイント
口コミを見ると「化粧水の量が少なくて保湿するのに足りない」っていう意見とかもあるんだけど、有効成分をぎゅっと濃縮した化粧液(化粧水)だから、少しの量でもニキビの炎症をしっかり抑えてくれるし、化粧水に保湿力の高い、低いってあんまりないんだよ(化粧水の約90%は水で出来てるため)
洗顔料も、洗浄力が高い石けんの中でも、刺激の少ない成分を4つ配合して作ってたり、通販だけじゃなく、店舗やコンビニ(ローソン)でも買えるっていう買いやすさも中学生、高校生のみんなにおすすめできるポイントなんだ。
・1,000円のお試しもある
小学生でファンケルを使ってる子は少ないと思うけど、本格的にニキビケアをしていくのであれば、すごく良い化粧品かなって思うよ。
通販限定になちゃうけど、1,000円のお試しセットもあるから試しに使ってみるのも良いかもしれないね。
公式サイトはこちら↓
ファンケルのニキビ用化粧品について詳しくは、別の記事にしっかりまとめてるから、興味のある方は合わせて読んでみてね↓
関連記事:中学生・高校生のニキビにファンケルをおすすめする理由
スキンケアは基本だけおさえておけば大丈夫
ニキビ用の化粧品もたくさん出てて「ニキビが治る」って思ってる、お母さん、お父さん、もたくさんいると思うんだけど「化粧品でニキビを治すことは出来ない」から、間違えないであげてね。化粧品に出来ることは
- 殺菌してアクネ菌を減らすこと
- 余分な皮脂を落とすこと
- 炎症を抑えること
他にも、角質を削って角栓の詰まりを解消するピーリングや、スクラブなんて方法もあるんだけど「ニキビや肌に負担のかかる方法」は、避けた方が良いんだ。
※ 医薬部外品を含む化粧品には、薬機法という法律で治すという表現が認められていません。治す効果を持つのは医薬品のみで、すべての化粧品は予防になります。
・ニキビの状態でスキンケアを考える
基本的なスキンケアの方法に違いはないんだけど、炎症のあるニキビには「抗炎症剤を含んだ医薬部外品」の化粧品を、使ってあげるのがおすすめ。
有名な成分だと「グリチルリチン酸2K」っていう、甘草(カンゾウ)から摂れる漢方由来の成分が、負担も少なくて炎症を抑えてくれるんだ。
ニキビの周りが赤く炎症する「赤ニキビ」や、ニキビの真ん中に膿が溜る「黄ニキビ」を改善するのに役立つよ。あと、肌の赤みを抑えるのにも効果的なんだ。
・冷水でも炎症はやわらげられる
↑で紹介した抗炎症剤を使うのはもちろん効果的なんだけど、お風呂上がりや、洗顔後に「冷水をパシャパシャ」してあげるだけでも、炎症を少し抑えることが出来るよ。
水分の蒸発も防げて乾燥対策にもなるから、赤みが気になる子や、かゆくて寝れない子は、毎日やってみてね。
・どんな洗顔料を選べば良いの?
「洗顔料は何を使ったらいいのか」ばかり注目されちゃうけど、基本は余分な皮脂が落とせれば何でも大丈夫。ただ
- 洗浄力が高すぎたり
- 殺菌剤が配合されてたり
- スクラブ、ピーリング
いろんな成分を配合してる物は、なるべく避けた方が良いよ。出来るだけシンプルで、肌に負担が少ない物ならとくに「ニキビ用」に、こだわる必要もないんだ。
よく泡立って、適度な洗浄力がある洗顔料がおすすめだよ。
洗浄力が低い洗顔料は、肌の負担が少ないんだけど、余分な皮脂が残っちゃう可能性もあるから、少し気をつけてね。
・洗顔の基本はよく泡立てて短時間で
洗顔方法は、泡立てネットを使ってよく泡立ててから、泡を乗せるように洗顔すればOK。ゴシゴシこすらなくても、泡の洗浄力だけで皮脂汚れは、きれいに落とせるんだ。
泡を肌の上に乗せてる時間が長くなると、必要な皮脂まで落として乾燥しやすくなるから、乗せたらシャワーですぐに洗い流してね。目安は20秒以内ぐらい。仕上げに冷水でパシャパシャするのが、乾燥対策にもなっておすすめ。
洗顔時の温度の目安や、よく泡立てる理由など、もっと詳しく洗顔方法について知りたい人は、この記事を読んでみてね↓
関連記事:中学生・高校生が悩む思春期ニキビ改善に役立つ洗顔方法の基本
・化粧水や乳液はやり過ぎない
炎症を抑えるためや、水分を足すために、化粧水を使うのは効果的なんだけど、使い過ぎは逆効果だから、使う量は少しで大丈夫。
たくさん使っても効果は変わらないし、保湿力も変わらないよ。反対に、界面活性剤や、防腐剤など、少しなら負担にならない成分も、たくさんつけるのは肌に良いことではないんだ。
有効成分を多く含んだ化粧水を、少しだけ使うのがおすすめだよ。
乳液やクリームは油分が多くニキビの原因になりやすいから、ほとんど使わなくて大丈夫。乾燥が酷すぎてカサカサする部分だけに、ほんの少し塗るぐらいの使い方だけにしてね。
化粧水をたくさん使っても保湿力が変わらない、乾燥肌の改善にならい理由は、この記事で詳しく紹介してるよ↓
関連記事:中学生・高校生の乾燥肌を改善する方法をわかりやすく紹介
・バリア機能を高めるスキンケア
小学生の肌には必要ないかもしれないけど、今までのスキンケアで
- 殺菌剤を長く使用してたり
- ピーリング、スクラブをしてたり
強引なスキンケアをしてた場合、肌のバリア機能が低くなってる可能性もあるよ。
最近では中学生、高校生でも、肌がすごく乾燥してたり、化粧品がすごくしみる敏感肌で悩んでる子が多くいるんだ。
もし、すごく肌が敏感になってたり、乾燥が酷い場合は、このバリア機能を高めるスキンケアをしてあげた方が良いかもしれない。
ただ、バリア機能を高める成分の「セラミド」を配合した化粧品は、効果も高い分、値段も高いことが、悩みどころなんだ。
アトピー体質で悩んでる子や、化粧品がしみる子は、セラミドが不足してる可能性が高いから、この記事を参考にしてみてね↓
関連記事:敏感肌の悩みは肌のバリア機能を高めることで改善出来る
小学生のニキビ改善のために食べ物で気をつけること
食べ物でニキビが出来やすくなったり、治りが早くなるっていうことは、専門家、医師でも、今のところわかってないみたいなんだ。
よく言われてる「チョコレート」や「ナッツ類」も、ニキビが出来ることとは全く関係ないし、食べ過ぎなければ栄養価も高いんだよ。
・油の摂り方には気をつけよう
食べ物、食事で気をつけるポイントは「摂る油の種類」
専門的な言葉だと「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」なんて言い方をするんだけど、からだの中で、分解しやすい油と、しにくい油があるんだ。分解しにくい油を多く摂ると
- 皮脂の増加につながったり
- 胃腸に負担がかったり
ニキビが出来すく治りにくい、肌の状態になりやすいんだ。無理はしなくて良いけど、ニキビのためには、食べない方がいい物も結構あるんだよ。
食べない方がいい食べ物↓
- ファストフード
- コンビニの揚げ物
- スナック菓子
- カップラーメン
- ドーナッツ
- マーガリンなど
・胃腸に負担のかからない調理方法
料理を作る時にも「ごま油」や「オリーブオイル」などのオイルを使ってあげるようにしたり、油を多く使わない「和食」にしてあげるのも、肌のためにはすごく良いよ。
魚やお肉に含まれる動物性の脂は、からだにも肌にもすごく良くて、最近では食材が持ってる脂を有効に使った「ノンフライ」の調理方法とかもあるから、少し気をつけてあげるだけでも
- 余計な皮脂の分泌
- 肌の再生機能低下
小学生のニキビの原因を、食事でも予防することが出来るんだ。胃腸に負担がかかると肌を再生する機能が低下して、ニキビの治りも遅くなっちゃうんだ。
・タンパク質を積極的に摂ろう
野菜をたくさん食べてビタミンを摂ることも大切なんだけど、人の「髪、爪、肌」多くは、タンパク質で出来てるんだ。
肌や髪のうるおい、ツヤを保つ「ケラチン」もタンパク質。
美肌に関係する「コラーゲン」や「エラスチン」など、肌を強くして肌荒れしにくい状態にするには、お肉、魚をたくさん食べて、良質なタンパク質を取り入れよう。
小学生のニキビは一緒に悩んであげることが大切
小学生、中学生、高校生でニキビに悩んでる子は本当に多くて、みんなすごく不安に思ってるんだ。
- 治らなかったらどうしよう
- 跡になったらどうしよう
- いじめられないかな
- なんで自分だけ
すごく不安だけど「どうしたらいいのかわからない」友達にも嫌われたくないから、お母さんや、お父さんに、相談する子が多いんだ。
ただ、その時に「ほっておけば治る」って言われちゃうと、もう誰にも相談できなくなっちゃう子もいるんだ。
成長期のホルモン分泌がおさまるまでは、ニキビが出来やすい状況が変わらないのは事実だし、ニキビはいじらない方が良いのも正しい。
けど、一緒に悩んで、少しでもニキビが良くなるだけでも、すごく不安は解消されて安心出来る子もたくさんいるんだ。
ニキビを治すために一緒に出来ることを探してあげる
肌にやさしくて、ニキビに良さそうな化粧品や、食べ物を一緒に選んであげるだけでも、一緒に考えてくれてることが嬉しく思う子もいるし、皮膚科に行くだけで、少し安心できる子もいるんだ。
他にも、ニキビ用の化粧品は通販が多いから、本当は使ってみたいんだけど我慢してる子もいるよ。もちろん市販でもたくさん良い物があるから、無理に通販で買う必要はないけど、一緒に見てあげられたら、選択肢が広がるかもしれないんだ。
・ストレスは悪化原因になる
結果として小学生のニキビが、どこまで治るかは個人差がかなりあると思うけど、不安やストレスが軽減されることは、すごくニキビの改善につながるよ。
反対に誰にも相談出来ず、ずっとニキビに悩んじゃうと、胃腸にすごく負担がかかって免疫力が低下して、さらに治りにくくなっちゃうんだ。
気になってニキビをずっといじったりすると、ばい菌が入って炎症を起こし、さらに悪化するケースも考えられるんだ。あせって間違ったケアをしちゃう前に、良い方法を教えてあげることも大事。
小学生でも出来ることを見つけてあげて、一緒に悩んであげることが、いちばんの解決策だと思うんだ。