ニキビに悩む中学生、高校生で知らない子はいないんじゃないかっていうほど有名な化粧品といえば「プロアクティブ+」
TVやウェブ、メディアでの宣伝はもちろん、人気タレントさんを使ったCMはやっぱり影響力がすごいよね。
人気が高いことは良いことだけど、気になるのは
- 実際にニキビは治るの?
- ニキビに効くの?
- ニキビが悪化したってよく聞くけど?
プロアクティブの効果が、気になってる子もたくさんいるよね。
ということで今回のテーマは「中学生・高校生が悩む思春期ニキビにプロアクティブは効果ある?効果なし?」
大人気プロアクティブの効果を、どこよりもわかりやすく紹介しちゃうよ。
ちなみに、当ブログでは、プロアクティブ+を中学生、高校生におすすめしていません。その理由も記事の中でしっかり伝えていくね。
ちなみに、当ブログで中学生、高校生におすすめしてるのは「ファンケル」の化粧品。
他にも、ミノンとかもおすすめなんだけど、肌質によっては洗浄力が足りなかったりもするから、総合的にみてファンケルをおすすめしてるよ。
気になる子は詳しくまとめた記事もあるから、参考までに読んでみてね↓
関連記事:ファンケルが思春期ニキビに効くのはどうして?その理由を徹底解説
この記事の目次
プロアクティブは中学生・高校生のニキビに効果あり?効果なし?
結論から言えば「効果はある」と思う。
プロアクティブが昔から人気が高いのは、宣伝効果もあるけど「実際にニキビが良くなるから」だと思うんだ。
ブログ管理人の周りでも「プロアクティブでニキビが治った」っていう人も、何人かいるよ。
ただ、プロアクティブを使う前に、みんなには知っておいてほしい大切なことがあるんだ。
それは「効果が高い=メリットだけじゃない」っていうこと。
とくに化粧品の場合、毎日使う物だから、肌に負担が少なくて効果が急に表れにくいものがおすすめなんだ。
せっかく使うのに「効果が表れにくい化粧品」をなんでおすすめするの?って思うかもしれないけど、効果があるっていうことは、それだけリスクの高い成分を使ってる可能性も高いんだよ。
プロアクティブがニキビに効く理由
プロアクティブがニキビに効くって言われてる理由は、単純に「殺菌剤の配合量が多い」からっていうのが1つの理由。
プロアクティブは医薬部外品の化粧品だから、実際どれくらいの殺菌剤を使ってるのかっていうのはわからないんだけど、ニキビに効果あるって言われてる時点で、殺菌剤の配合量が多いことは予想出来るんだ。
それに公式サイトを見ると、主成分に「グリコール酸」を使ってるって書いてあったよ。
これは、ケミカルピーリングでよく使う成分で、肌への刺激が強いんだ。プロアクティブは
- 殺菌剤を使用してる
- ピーリング作用がある
- スクラブも配合してる
これだけ見ても、かなりニキビの刺激になりそうな化粧品ってことがわかるよ。
肌が強い子なら、効果があるってなるのかもしれないけど、ほとんどの子はニキビが悪化する可能性が高いんだ。
この効果の部分を、もう少し詳しく1つずつ順番に説明していくね。
殺菌剤のサリチル酸がニキビに効果ある理由
殺菌剤でニキビが治る、効くってよく言われてるんだけど「どうして?」の部分の説明が抜けてることがほとんどなんだ。
殺菌剤は確かにニキビに効果的なんだけど、デメリットも大きいことを知っておく必要があるよ。
・化粧品は浸透しないのが基本
大きな勘違いの1つに化粧品の「浸透力」っていうのがあるんだ。
化粧品の有効成分が肌の奥に浸透して、ニキビを治してるっていう風に思っちゃうことが多いんだけど、化粧品は浸透しないのが普通なんだよ。
簡単に説明すると、肌は何層にもなってて、この層の最上階が「角層」っていう部分になるんだけど、その厚さは「0.02〜0.03mm」しかないんだ。
化粧品の浸透力はこの角層まで、これは法律で決められてるから絶対守らなくちゃいけないんだ。
医薬部外品に指定することで、もう少し浸透させることは出来るんだけど、そこまで浸透させないと効果がない成分は、限られてるんだよ。
そこで登場するのが、肌の表面で最大限に効果を発揮する殺菌剤なんだ。
・殺菌剤は浸透させる必要がない
↑で説明したように化粧品はほとんど浸透しないから、効果が出にくいのが普通なんだけど、殺菌剤は浸透させる必要がないから効果が出やすく、即効性が高いんだ。
プロアクティブの効果が高いって言われてるのは、この部分がポイントだね。
ニキビの原因は簡単に言っちゃえば「アクネ菌が増殖しすぎてる」からなんだ。
このアクネ菌を殺菌しちゃえばニキビが出来にくくなるから「あとはニキビが出来なくなるのを待つだけで解決」っていうのが、殺菌剤を使った化粧品の考え方。
このアクネ菌を含む「皮膚常在菌」は、肌の表面で生活してるから、浸透力は必要なく殺菌剤は効果抜群に効くんだ。
この結果、一時的にニキビは出来にくくなり、治ったように感じちゃうんだ。
・皮膚常在菌は美肌を作る菌
ここからが大事な部分なんだけど、このニキビを作り出してるアクネ菌は「肌に必要な菌」なんだよ。
- アクネ菌
- 皮膚ブドウ球菌
この2つの菌は、皮脂を分解して
- 脂肪酸→肌を外敵から守る
- グリセリン→うるおいを保つ
この2つの成分を作り出すことで、肌を健康に保ってるんだ。
じゃあ、この肌に大事な菌を殺菌しちゃうとどうなるのか、答えは
- 乾燥しやすくなる
- 肌が敏感になる
ニキビ化粧品を使ってる子に「乾燥肌」や「敏感肌」の子が多いのには、ちゃんと理由があるんだね。
ただ、このアクネ菌は皮脂をエサに増殖しすぎることが問題で、増えすぎるとアクネ菌が作り出す脂肪酸が、炎症ニキビの原因になっちゃうことも事実なんだ。
・解決方法を選ぶ必要がある
ここからは自分で選択する必要があるんだけど、このアクネ菌を増やさないためには、大きく分けて2つの方法があるんだ。
- 殺菌剤でアクネ菌を殺菌する
- 皮脂の分泌を抑えて増殖を防ぐ
ブログ管理人がおすすめするのは圧倒的に2つめの方法なんだけど、選択肢としては2つあるよ。
殺菌剤の方が即効性は高いけど、長期的に考えて中学生、高校生のみんなにおすすめは出来ない。
逆に皮脂の分泌量を調整してアクネ菌を徐々に減らしていくのは、大変で時間もかかるけど原因の解決になるからおすすめ。
・皮脂の分泌量を調整するためには
- 油物を食べ過ぎない
- 洗顔を気をつける
- ストレスをためない
- 不必要な保湿をやめる
- 乾燥対策をする
やることは地道なことが多いし、それでも思春期はホルモンの関係で皮脂分泌が多くなりがちだから、ニキビは出来やすく我慢も必要になるんだ。
ただ、ニキビを根本から解決するには知っておく必要がある事実だと思うよ。
大人になってもニキビが繰り返しできて悩んじゃう人は、中学生、高校生の時にニキビをいじりすぎたり、スキンケアをしすぎたりしたことが原因だったりもするんだ。
即効性だけを求めて「殺菌剤配合の化粧品」や「お薬」に頼りすぎるは、あんまり良くないかもしれないよ。
マイルドピーリング?ピーリングに優しさなんてない
次はピーリングについて。
プロアクティブでは「肌にやさしいマイルドピーリング」っていう風に紹介されてるんだけど、ピーリングが肌にやさしいなんてことはないんだ。
とくにニキビが出来てて、ふつうの状態より敏感な肌に、ピーリングはかなりの刺激になるよ。場合によっては
- 肌が赤くなる
- ヒリヒリ痛みを感じる
- ニキビが悪化する
さらに肌は、刺激を感じるとメラニンで守ろうとしたり、その部分が上手く再生出来なくなったりして、ニキビ跡が残っちゃう可能性もあるから気をつけてね。
・ピーリングってなに?
そもそもピーリングがわからない子もいるよね。
ピーリングを簡単に説明すると、肌の組織をわざと壊して強制的に肌の自己再生を早める治療法なんだ。
皮膚科や美容皮膚科でも行われてる治療方法の1つで、その効果はしっかりと医学的にも認められてるんだよ。
重度のニキビ、肌トラブルに悩んでる子は、専門家の元でピーリング治療をしてもらうのも1つの解決策になるんだ。
・化粧品でピーリングは危険
ここで大事になるのが、自宅で毎日使う化粧品にピーリング作用があって問題ないのかっていうこと。
安全面だけで言えばとくに問題はないと思うんだけど、肌に良いかは別問題だよね。
とくに皮膚科で行うピーリングと違って、反応を自分で判断するのがすごく難しいと思うんだ。とくに多いのが
- 痛いのに我慢して使ったり
- 使用頻度が多くなれば
ニキビ悪化や、ニキビ跡に残る可能性も高くなることが考えられるよ。
・プロアクティブは結構強力
プロアクティブに使われてるピーリング成分は「グリコール酸」っていうんだけど、これは結構強力なピーリング効果があるんだ。
「古い角質を剥がして、毛穴の詰まりを解決し、ニキビを予防する」本当にこれだけの効果なら良いんだけど、
実際のグリコール酸は、皮膚表面で化学反応を起こして皮膚を溶かしちゃうんだ。配合量は少なかったとしても、肌へのダメージが大きいことは想像できるよね。
とくにプロアクティブはこのグリコール酸を、スキンケアのメインになる「洗顔料」と「化粧水」に使ってるから、あんまりおすすめじゃないんだ。
スクラブは肌・ニキビを傷つける可能性大
↑で紹介したピーリングは、成分の化学反応を利用した「ケミカルピーリング」って言われる方法で、もう1つがこのスクラブを使った「ゴマージュ」っていう方法なんだ。
スクラブはいろいろな粒子を使って、摩擦の力で汚れや角質を落とす方法だよ。粒子には
- 海藻
- 塩
- 植物の種、皮
などの自然の物や、プラスチックを使ったりもするんだ。
・ニキビを傷つける可能性も
ケミカルピーリングほど気をつける必要はないんだけど、スクラブも出来るだけ使用しない、もしくは週に1回くらいにしといた方が良いよ。
ニキビを直接傷つける可能性もあるし、そもそも摩擦が肌には良くないからね。洗顔は、できるだけ摩擦を減らして優しく洗うことが大事なんだ。
火山灰を使ったスクラブが目に入って傷つけてしまったケースとかもあって、国民生活センターから注意が出てる化粧品とかもあるんだよ。
効果があるかないかより避けたい成分が多い
プロアクティブに効果があるか、効果がないか、より、出来れば避けた方が良い成分が多く含まれてることが、おすすめしない大きな理由だよ。
仮にプロアクティブでニキビが治ったとしても、次に使う化粧品の選択が難しくなるのも問題の1つなんだ。
・殺菌剤の効果がなくなると
プロアクティブは「殺菌剤の効果でアクネ菌の増殖を抑制する」っていう説明は↑でしたよね。
この作用でニキビが治ったとしても、今度は次の問題が新たに出てくるんだ。
それは肌を守る菌がいなくなってること。
アクネ菌や皮膚ブドウ球菌が作り出す「脂肪酸」で、外から来る「雑菌」や「ウイルス」をやっつけてるのが健康な肌の状態なんだけど、殺菌剤の効果でかなり減少してるはず。
それでも肌が守られてるのは、殺菌剤の力で雑菌やウイルスもやっつけてるからなんだよ。
・普通の化粧品が使えなくなるかも
じゃあ、プロアクティブをやめて普通の化粧品に変えたらどうなるか?
殺菌効果がないから雑菌の影響を受けやすく、ニキビ、肌トラブルになりやすくなるんだ。
この仕組みを知らないと「プロアクティブはやっぱりニキビに効く」っていう結論になっちゃって結果的に、殺菌剤を長期使用することになっちゃうんだ。
これは、プロアクティブ以外の殺菌剤を使用してるすべての化粧品に当てはまることだよ。
・殺菌剤の長期使用で慢性ニキビに
この問題点は肌を守る「皮膚常在菌」がいなくなってること。そのせいで肌バリアが低下してるし、乾燥もしやすくなってるんだ。
肌バリアが低下すれば、肌はすごく敏感になってるはずだし、乾燥しやすい状態は、部分的に皮脂が多くなりやすく、ニキビが出来やすくなってるんだよ。
これが大人になっても治らない、繰り返しニキビ(慢性ニキビ)の大きな原因なんだ。
解決方法は、徐々に殺菌剤を使わなくしていくしかなくて、急に普通の化粧品に戻すと一気にニキビが増えちゃったりするから、徐々に変えていくのがポイントだよ。
ただそれなら、最初から思春期ニキビを治すのに殺菌剤に頼らない方が良いと思うのが最終的な答えなんだ。
プロアクティブの効果はどれくらいの期間で表れる?
ニキビの状態やプロアクティブを使いはじめる時期もあるから、正確な期間を出すのは難しいけど「化粧品の中では比較的早い期間で効果が出る」と思うよ。
他の化粧品よりも効果が出る期間が早いのは、↑で説明したように殺菌剤でアクネ菌を殺菌するから。
医薬品ほどではないけど、殺菌剤を多く含む化粧品は効果が出やすい特徴があるんだ。
ただ、有効成分の効果があるのと、ニキビが治るのは別のはなし
ということで次は、プロアクティブの有効成分を紹介しながら、成分の効果の「メリット」と「デメリット」を説明してくね。
プロアクティブに効果あってもニキビが治るかは別のはなし
少し難しい話しをすると、化粧品は医薬品と違って「治す効果」っていうのはないんだ。あくまでも全部「予防」になるんだよ。
- 毛穴詰まりを解消、目立たなく
- 汚れをきれいに落とす
- ターンオーバーに着目
- 毛穴を引き締める
- アクネ菌を殺菌し繁殖を防ぐ
ほとんどはこんな感じの表現になるんだ。
「ニキビを治す」←この効果はないから使うのはNG。薬機法っていう法律でちゃんと禁止されてるんだ。
・ニキビを治すのは自分の力
プロアクティブの場合も、肌荒れ、ニキビを予防し「ニキビができにくい、健やかな肌に整えます」っていう感じになってるね。
アクネ菌が減ることでニキビが出来にくい肌環境にはなるんだけど、実際にニキビを治してるのは化粧品じゃなくて、もともと持ってる自己再生機能なんだ。
ターンオーバーとか、肌代謝とか、肌再生って言われてる部分だね。
けがをした時に肌を修復して、かさぶたが出来たり、日焼けした肌がもとの肌の色に戻る経験はしたことあると思うけど、これが自然に行われる、肌再生や肌代謝だよ。
極論!ニキビは化粧品を使わなくても治る
プロアクティブに限らず化粧品は予防、サポートしか出来ないから「使わなくてもニキビは自然と治すことは出来る」んだ。
ただ、使った方がニキビを改善するのに役立つ効果もあるっていうことは、知っておいてね。
個人的にプロアクティブは、ニキビの刺激になる避けたい成分が多いかなとは思うけど、有効な成分も配合されてるよ。
・プロアクティブの有効成分
プロアクティブに使われてる有効成分は
- サリチル酸→殺菌
- グリチルリチン酸→抗炎症
- グリコール酸→ピーリング
- ポリエチレン末→スクラブ
- ハマメリスエキス→収れん
- アスコルビン酸→美白
※ 成分名→主な効果
他に保湿成分になる「〜エキス」っていうのが配合されてるんだ。
とくに説明はいらないと思うけど「収れん」っていうのは、毛穴を引き締める効果のことで、アスコルビン酸っていうのは「ビタミンC」のことだよ。
ニキビ肌には負担が大きい・刺激になる有効成分
↑で紹介したようにプロアクティブには、ニキビ、肌荒れに有効とされてる成分がいろいろ入ってるんだ。
ただ、有効な成分ではあるんだけど「本当に必要かな?」っていう成分が、多いと思うんだ。
殺菌剤、スクラブ、ピーリング、については、もうたくさん説明したからここでは省略するけど、ニキビの負担になるし、肌環境が崩れるから、出来れば避けたい成分だよ。
・毛穴を引き締めるのは逆効果!?
毛穴を引き締める効果も魅力的に感じるかもしれないけど、強引な方法はよくないよ。
収れん化粧水って最近人気でよく使ってる子がいるんだけど、肌に刺激を与えることで毛穴を引き締めてるんだ。
その効果も一時的でその時だけだから、本当に毛穴を引き締めてるのかっていうと微妙な感じはするけどね。
ただ、問題はそこじゃなくて、毛穴を引き締めるのがニキビに良くないっていうこと。
ニキビは角栓で毛穴が詰まり、皮脂の排出が上手く出来なくなって、その余分に溜った皮脂をエサにアクネ菌が繁殖しちゃうと出来やすくなるんだ。
なのに、さらに毛穴を引き締めて余分な皮脂を排出出来なくなったら、アクネ菌は増殖しやすくなるよ。
本当は毛穴を引き締めるんじゃなくて、毛穴周りをやわらかくして、角栓の排出をスムーズにしてあげることが大切なんだ。
・ビタミンCも実は要注意!?
ビタミンCって聞くと肌に良いイメージがあるけど、口から摂るのと、肌から摂るので、効果も変わってくるんだ。
ビタミンCは即効性が高い美白効果があるから人気なんだけど、肌から浸透させる場合、刺激に感じる子も多いんだよ。とくに敏感肌の子は、刺激になりやすい成分の1つなんだ。
「還元性」っていう、黒くなったメラニンを薄くする効果があるから、
- 色素沈着のニキビ跡
- シミ
- そばかす
に対しての有効成分になるんだけど、注意は必要だよ。
おすすめの有効成分は肌・ニキビに刺激が少ないもの
とくに中学生、高校生のみんなが悩む思春期ニキビは、ホルモンバランスがかなり大きく影響してるから、刺激の強い成分は逆効果だよ。
刺激がなくて、思春期が終わるまで長く使えるやさしい化粧品を選ぶ必要があるんだ。
・抗炎症成分はおすすめ
ニキビがかゆい、痛い、赤くて目立つ、これは炎症を起こしてるからなんだ。
この炎症を抑えてくれるのが「抗炎症成分」だよ。
プロアクティブに使われてる「グリチルリチン酸ジカリウム」も抗炎症成分で、刺激が少ない成分だからおすすめ。他にも
- グリチルリチン酸2K
- グリチルリチン酸ステアリル
- アラントイン
などが、抗炎症作用がある成分だよ。
・バリア機能を高める成分
乾燥肌や敏感肌の子におすすめしたい成分「セラミド」
肌のバリア機能を高めて、水分の蒸発や雑菌の侵入を防いでくれる大切な存在。
しかもこのセラミドは、殺菌剤と同じように角層で効果を発揮してくれる有効成分だから、効果を実感しやすいんだ。
- 肌が乾燥する
- 化粧品がしみる
- アトピー体質
こういう子はセラミドが減少してる、もしくは生まれつき少ない可能性が高いから、化粧品で足してあげることで良くなることが多いよ。
セラミドについて詳しくはこの記事を参考にしてみてね↓
関連記事:乾燥・敏感肌はバリア機能の低下に原因が!セラミドを足して肌を強化
・肌をやわらかくする成分
毛穴に詰まってる角栓を除去するのに有効な成分は「油脂」
植物や動物の油には、肌をやわらかくする作用があることがわかってるんだ。とくに
- アボカド油
- オリーブ油
- マカダミアナッツ油
- コメヌカ油
などにその作用が多いって言われてるよ。
この効果を利用をして「鼻の黒ずみ」を解消することも出来るんだ。詳しくはこの記事にまとめたから、気になる子は読んでみてね↓
関連記事:本気で鼻の黒ずみとさよならする!自宅で簡単に出来る解決方法を紹介
洗顔ブラシ・海外版プロアクティブの効果
最後におまけとして「洗顔ブラシ」と「海外版プロアクティブ」の効果について紹介するね。
そこまで重要ではないから、気になる子は読んでみてね。
プロアクティブの洗顔ブラシって効果的なの?
はっきり言って絶対に良くないよね。
手で起る摩擦でも避けたいって言われてるのに、ブラシで汚れを落とすなんて考えられないよ。
それでなくても石けんの洗浄力は高く、皮脂を落としすぎて乾燥しやすくなっちゃう子もいるぐらいなんだ。
洗顔の基本は「よく泡立てて、短時間で済ませる」
余計な刺激を与えないように余分な皮脂を落とすのがポイントだよ。
海外版プロアクティブの効果が高い理由
化粧品に対する日本の基準と、海外の基準は全然違うんだ。肌の強さも違うから当たり前だよね。
日本人の肌は他の国よりも弱い(敏感)って言われてて、個人差があるから難しいとこだけど、美肌な人が多いって言われてる韓国の人は、肌が強い人が多いみたいだよ。
どうして海外版プロアクティブは効果が高いって言われてるのか?
それは成分に「過酸化ベンゾイル」っていう、超強力な成分を配合してるからなんだ。ちなみに、日本のプロアクティブには使われてないから安心してね。
この過酸化ベンゾイルの効果はズバリ
- 殺菌効果
- ピーリング作用
この2つの効果を持ってるんだ。
もう気づいてると思うけど、日本のプロアクティブはこの過酸化ベンゾイルが日本では使えない成分だから、マイルドな「サリチル酸」や「グリコール酸」で代用してるんだよ。
※ 過酸化ベンゾイルを化粧品に配合することは日本では禁止されています
・日本の化粧品はとにかく安全
ここまで殺菌剤は肌に良くない、プロアクティブは刺激が強いからおすすめしないって言ってきたんだけど、それでも海外の化粧品と比べると日本の化粧品はすごく安全に作られてるんだ。
日本でこの過酸化ベンゾイルが使われてる有名なお薬が「ベピオゲル」
ニキビで悩んでる子なら聞いたことあるお薬の1つだよね。このベピオゲルはニキビ薬の中でも強力で、副作用もあるんだ。
ただ、この強力なベピオゲルでさえ「2.5%」の配合なんだけど、アメリカでは「5〜10%」とかで使われてるんだって。アメリカ人は肌が強いんだね。
最近は韓国の化粧品とか、ハイドロキノンを配合したアメリカの化粧品の人気が高いけど、本当は日本人は、日本人向きに作られた化粧品を使った方が良いのかもしれないよ。
プロアクティブは効果もあるけど中学生・高校生におすすめではない
ということで、プロアクティブがどんな化粧品で、どんな効果があるのかはわかってもらえたかな。
化粧品は肌との相性もあるし、求める効果も人それぞれだから、これが良くて、これが悪い、みたいなのはないんだけど、知識として知っておくのは良いことかなとは思うよ。
ぜひ今回の記事を参考に、ニキビ改善に役立ててみてね。
最後におすすめの化粧品を紹介
この化粧品じゃなくても全然良いんだけど、なにを使ったらいいのか全然わからないって言う子は「ファンケル アクネケア」が、おすすめ。
市販でも、通販でも、買えるから「中学生」「高校生」のニキビケアにもばっちり。
ファンケルは「大人の化粧品」っていうイメージが強いんだけど、肌への刺激も考えられてるし、ニキビ用化粧品の中では買いやすい値段になってるよ。
刺激の少ない成分を選んだり、有効成分を配合してるから、プチプラっていう値段では買えないけど、試してみる価値はあると思う。
ファンケルが気になる子は、別の記事に詳しくまとめてるから参考にしてみてね。1,000円のお試しセットの詳細もあるよ↓