中学生、高校生で夏場以外も「毎日日焼け止めを欠かさず塗る」っていう子はどれくらいいるかな?
じつは紫外線のダメージは「炎症を起こし黒く焼ける」こと以外にも
- たるみ
- しわ
- ほうれい線
- シミ・ソバカス
- 毛穴の黒ずみ
などの原因になるんだよ。さらに、その影響は「今」じゃなくて10年後、20年後に遅れてやってくるんだ。
中学生、高校生だから「化粧品はまだ早いかな?」って思ってる子も「紫外線対策は毎日の生活の中に取り入れるべき」なんだ。
ということで、今回は「肌を守る日焼け止めの役割」について紹介していくよ。
自分の肌を守れるのは自分だけ、ぜひ参考に「ずっときれいな肌」を目指してみてね♪
この記事の目次
シミ・しわ・たるみ「肌老化の約8割」が紫外線の影響
肌が老化する原因には
- 加齢
- 紫外線ダメージの蓄積
この2つが最も大きいって言われてるんだ。
この紫外線のダメージから肌を守ってくれるのが「日焼け止めの役割」
紫外線は「365日」毎日肌に降り注いでる
紫外線の量は「季節」「天候」「時間帯」によって違いはあるんだけど「0になることはない」んだ。
世界保健機関(WHO)が定めたUVケアにおける世界共通の指標「UVインデックス」によると…
東京では4月から紫外線が非常に強くなり、一年のうちのほとんどが外で過ごすには注意が必要って言う風に言われてるんだ。
さらに、緑が少なくなって「アスファルト化」がどんどん進んでる今は「空気が乾燥して紫外線の量が増えていってる」こともわかってるみたいだよ。
※ 大気中の水蒸気の量が減少し空気の透過率が上がるため、紫外線量が増える傾向にあるようです。
紫外線対策は世界共通の課題で「毎日日焼け止めを塗ることは肌を守るために必要」っていうことがわかるね。
毎日守る紫外線には「UVB」「UVA」2種類ある
光には波みたいな性質(波長)があって「短いもの」「長いもの」いろいろあるんだ。
紫外線っていうのは「生活する光の中でとくに短い波長」のことを指してて、波長が短ければ短いほど悪い影響があることがわかってるんだ。
紫外線(UV)の中でも短さで3つに分けられてて、それぞれを「A,B,C」で表してるんだよ↓
紫外線の種類
- いちばん短い→UV-C
- にばんめに短い→UV-B
- いちばん長い→UV-A
中でも「UVC」がいちばん危険なんだけど「地球の中には入ってこない」から肌には関係ないんだ。
肌やカラダに「悪い影響があるからしっかり守らなくちゃいけない」のが
- UVB
- UVA
この2つの紫外線だよ。
炎症起こし肌を黒くする「UVB」は美白の天敵
UVB(紫外線B波)は、みんなの肌をジリジリ焼いて「すぐ影響が出るタイプの紫外線」
海とかプールで日に焼けると「肌が真っ赤になる」ことがあるよね?
これはUVBの影響で「肌表面が炎症を起こしちゃった状態(サンバーン)」このとき肌は、紫外線のダメージから細胞を守るために「メラニン」を作らせる指示を出すんだ。
ただし、メラニンが「紫外線を吸収すると酸化して色が黒くなっちゃう」ことから、肌は赤くなった後に黒く変化していくんだよ。
さらにメラニンは「1カ所に集まる性質」を持ってるから
- シミ
- ソバカス
など「色素沈着の原因」になるんだ。
つまりUVBは「夏場や日差しが強い時に外で影響がある紫外線」っていうことになるんだよ。このことから「レジャー紫外線」とも呼ばれたりしてるんだ。
遅れて影響が出る「UVA」は将来の肌老化の原因になる
UVAは弱い光でUVBみたく「肌が炎症する」ようなことはないんだけど「波長が長い特徴から肌の奥にまで影響がある」って言われてるんだ。
炎症することがないからわかりにくいんだけど、日焼け止めを塗らないでUVAを毎日浴びた結果、どんどん蓄積されて「細胞を徐々に傷つけ破壊していく」んだ。この傷ついた細胞は将来
- しわ
- たるみ
- ほうれい線
として「時間差で肌表面に表れてくる」って言われてるんだよ。
UVAは肌の深い場所(真皮層:しんぴそう)まで到達することができ、
- ハリや弾力を生む
→コラーゲン・エラスチン - ヒアルロン酸をつくりだす
→線維芽細胞
を傷つけ↑のような「見た目の印象を左右する肌老化の原因」につながっちゃうんだ。
ちなみに紫外線の「約9割」がUVA。
雲や家・学校の中、車の窓ガラスも透過して肌にも到達することから「生活紫外線」とも呼ばれてるんだ。
UVAを浴びると「肌はゆっくりと黒くなり、すぐに影響が出ない」ところが厄介なポイントだね。
「雨」や「くもりの日」でも日焼け止めを塗る必要はある
雨、くもりの日でも「日焼け止めは塗った方がいいのかな?」って悩んでる子は多くいると思うんだけど、日焼け止めは出来るだけ毎日塗った方が良いんだよ。
じつは太陽が出てなくても
- くもりの日
→晴れた日の6割強 - 雨の日
→晴れた日の約2割
の紫外線が「地表(肌)に届いてる」って言われてるんだ。
さらに紫外線は上から降ってくるだけじゃなくて「壁や地表に当たって反射する」ため、海やスキー場では真っ黒になることが多いんだよ。
日焼け止めは毎日使うものだから良いものを選びたい
ということで、日焼け止めを毎日塗ることで得られるメリットは
- 炎症を防ぎ美白効果を高める
- 細胞を守り肌老化を防ぐ
将来の美肌作りにも役立つし、肌代謝(ターンオーバー)を待つことで自然と美白することも出来る。
「日焼け止めは予防だからテキトーなものでいいかな」って思ってた子は「じつは大きな損をしてた」かもしれないよ。
ただし「日焼け止めの選び方」には、いくつか注意するポイントがあるんだ。
毎日使う日焼け止めは「肌への負担」も考えなくちゃいけない
夏場や長時間の部活動には「しっかり守ってくれる日焼け止めが必要」なんだけど、毎日使う日焼け止めには負担が大きすぎるんだ。
強力な日焼け止めを落とすには「洗顔料」や「クレンジング」も強力な物が必要になり、使いすぎは肌が乾燥する原因にもなる。
肌のことを本当に考えるなら「少しでも肌にやさしい日焼け止め」を選んであげると良いと思うよ。
SPF、PAなど、日焼け止めの選び方について詳しくは↓の記事を参考にしてね♪
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