今回は「思春期ニキビの治し方で即効性の高い方法」を紹介するよ。
即効で治せるニキビは限られてるし、お薬(市販薬)を使っても確実に治せるっていうことではないんだけど、かゆみや痛みをやわらげることでニキビの悪化を防ぎ、早い段階で治すことは可能だよ。
肌が持つ再生機能(ターンオーバー)の周期が早い思春期でも、1日や2日でニキビを完全に治すことはできないなんだ。
今回の記事では「突発的に出来たニキビの治し方」と「ニキビを1日でも早く治す方法」に分けて紹介するから状況に合わせて参考にしてね。
最初に「即効性に期待できるおすすめの化粧品」を理由も合わせて紹介するから、気になる子は役立ててみてね♪
「自宅でとにかく早く治したい!」そんな緊急事態の時に◎
おすすめの薬用化粧品を紹介
当ブログ「ポケケア」でオススメしてる、ファンケルさんのアクネケアの美容液は、即効性を重視した作りになってるよ。
その理由は成分の中に「イオウ(抗菌剤)」を配合してるからなんだ(抗菌・殺菌に即効性がある理由は今回の記事で詳しく紹介)
ただし、イオウ成分は即効性に期待ができる一方で、肌が乾燥しやすくなるっていうデメリットも持ってるんだ。
もちろん、ファンケルさんはデメリットがあることも知ってるから、肌に長くとどまり有効成分をしっかり届けることの出来る美容液に限定して配合してるんだ。
ニキビの状態や肌環境もあるから、試してみないとわからない部分もあるんだけど「ニキビの治し方で即効性のある化粧品ないかなぁ~?」って探してた子は参考にしてみてね。
ちなみに、公式サイトからなら、美容液を含むトータルケアができる「お試しセット(約一ヶ月使えて1000円)」もあるよ。試しに使ってみたい子にはおすすめ↓
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この記事の目次
中学生・高校生が悩む思春期ニキビを即効で治すには?
ニキビができたら即効で皮膚科に行くべき?
皮膚科では、ニキビの症状を抑えてくれるお薬(塗り薬、内服薬)を処方してくれるから、ニキビの状態があきらかに酷い場合は診てもらうのが◎
ただし、お薬の効果は一時的に治すことで原因の解決は出来ない(専門用語では対症療法っていうよ)ことから、お薬だけで治そうと思うと繰り返しニキビができる可能性がすごく高いんだ。
お薬は効果が高い反面、副作用も大きいから「専門医の指示に従って期間を決めて使用する」ことが絶対条件。
自己判断でやめたり使い始めたりすると、副作用の影響だけが残って肌環境が悪化し、治るまでの期間が延びちゃうことも少なくないんだ。
毎日のスキンケアには↑でも紹介した、炎症を抑え思春期ニキビ改善をサポートしてくれる「ファンケルさんのアクネケアシリーズ」をおすすめしてるよ。
即効性のある美容液以外にも、毎日使う「洗顔料」「化粧水」「乳液」がとにかくこだわって作られてるんだ。
値段も高すぎないし、洗顔料は「全国のドラッグストア」や、ロフト、プラザなどの「バラエティショップ」にもあるから、市販で探してる子にもおすすめだよ。
突発的に出来たニキビは市販薬(殺菌剤)で治すのが早い
厳密に言うとニキビじゃないんだけど「面疔(めんちょう)」っていうニキビに似た出来物は、殺菌剤を配合した市販薬を使うことで早く治すことができるよ。(オロナイン軟膏、テラコートリル軟膏など)
ニキビと勘違いされやすい面疔は「黄色ブドウ球菌が増えすぎると出来る」って言われてるんだ。
この黄色ブドウ球菌も皮膚の中に存在する「皮膚常在菌」の1種。
普段みんなが健康な時は「正常な免疫機能」のおかげで繁殖を抑えてるんだけど
- 風邪をひいたり
- 睡眠不足が続いたり
体調不良で「免疫が弱まると過剰に繁殖し面疔として肌に表れる」って言われてるんだ。つまり、カラダが弱ってる時に出来やすい吹出物だよ。
ニキビのように「生活習慣(スキンケアを含む)」や「ホルモンバランス」が影響して出来てるわけじゃなく、一時的な原因がほとんどだから殺菌剤、抗生物質で早く治してあげることがいちばんの解決方法なんだ。
思春期ニキビを1日でも早く治す方法
有効成分をニキビに届け肌再生を待つのが結果的に早い
思春期ニキビの場合は「成長期のホルモンバランスが影響して皮脂分泌が多くなる」ことが大きな原因、余分な皮脂を落し毛穴の状態をきれいに保つことが改善への近道だよ。
肌が健康な状態なら、毛穴が詰まる事なく皮脂が自然と分泌されるんだけど
- 過度なスキンケア
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 乾燥
などが原因で「ターンオーバー(肌の生まれ変わり)」のサイクルが乱れてると、毛穴周りの角質が厚くなり、ニキビが出来やすく治りにくい状態になっちゃうんだ。(専門用語では角質肥厚っていうよ)
年齢別 ターンオーバーの周期
※ターンオーバーは歳を重ねるごとに周期が長くなると言われています。10代(思春期)は、正常なら20日と非常に早いサイクルなので無理に早める必要はありません。
ニキビを治すために生活習慣・スキンケアを見直すことには意味がある
思春期ニキビを治すのに「洗顔」「保湿」「生活習慣の改善」が大事って言われるのは、余分な皮脂や古い角質をためないようにするため。
- ストレス
→皮脂の増加につながる - 睡眠不足
→肌再生に影響が出る - 食事
→肌を作る材料が不足する - 過度なスキンケア
→肌バリアの低下
→乾燥の原因・悪化
→肌が硬くなる
ニキビが出来やすい状況を避け、ターンオーバーを正常な状態に戻しニキビを早く治すためには、基本的なことの改善は必須なんだ。
即効性の高いニキビケアの特徴
自宅で出来る即効性の高いニキビの治し方は
- 殺菌剤を使う
- 抗菌剤を使う
- 抗炎症剤を使う
- ピーリングする
この辺りが有名だよ。負担が少なく肌環境を崩さない解決方法だと、抗炎症剤を使って治していく方法がおすすめ。
ただし、殺菌剤、抗菌剤のような即効性には期待できないんだ。
これらの有効成分をもつのは
- 医薬部外品に指定された化粧品
- 市販薬(医薬品)
- 皮膚科で処方された医薬品
に含まれてて、市販薬の場合は「殺菌作用と抗炎症作用の両方を持ち合わせてるもの」が多く、皮膚科で処方されるお薬は、その濃度が高く効果も高いけど副作用も大きく出やすい特徴があるんだ。
※ 化粧品の効果はサポートまで、ニキビを治すのは肌のターンオーバーと関係してます
アクネ菌の量を調整しニキビ解決を早める治し方「殺菌・抗菌」
肌表面で効果のある殺菌・抗菌作用は即効性が高い
殺菌剤、抗菌剤は、名前の通り、ニキビの原因菌(アクネ菌)の量を調整することでニキビ解決を早める方法だよ。
炎症した赤ニキビや黄ニキビは、余分な皮脂を食べ普段より増殖したアクネ菌の影響によって出来るニキビだから、量を調整することでこれ以上ニキビを出来にくくすることができるって言われてるんだ。
殺菌剤、抗菌剤の即効性が高いって言われてるのは…
本来化粧品は有効成分を配合してても「原因部分まで浸透し効果を発揮しないといけない」から効果がイマイチ表れにくいんだけど、アクネ菌は肌の表面(毛穴の中)で生活してるから、浸透しなくても効果を最大限に発揮できるんだ。
つまり「使ってすぐに効果が表れやすく、目に見えて改善してく」っていうのが殺菌、抗菌剤を配合した化粧品の考え方だよ。
使いすぎはバリア機能が低下し「乾燥肌」「敏感肌」の悩みになることもある
肌には「約200種類」の菌が生活してるって言われていて、殺菌剤や抗菌剤は
- 善玉菌(良い菌)
- 悪玉菌(悪い菌)
を判断することが出来ず、全部の菌を殺菌しちゃうんだ。
ぼくたち「アクネ菌(日和見菌)」や「皮膚ブドウ球菌(善玉菌)」が減りすぎると、バリア機能が低下し、乾燥肌や敏感肌に悩まされるケースが多くなっちゃうんだよ。
殺菌剤についてさらに詳しくまとめたよ↓
-
ニキビ用の化粧水や洗顔料の殺菌効果について|使いすぎは乾燥・敏感肌になる可能性も!?
デメリットの部分が影響してニキビが長引く可能性もある
副作用の影響で肌が乾燥し皮脂が増えると、アクネ菌は増殖しニキビが繰り返し出来る。
またニキビを治すためにアクネ菌を殺菌剤で減らす。この繰り返しが肌に良くないって言われてるんだ。
殺菌剤を配合した化粧品を使い、短期間でニキビが治り次が出来なければいいんだけど、原因の解決は難しいんだね。
とくに思春期はホルモンの影響で「皮脂分泌が多くなってる」から、アクネ菌を退治するだけだと、根本的なニキビの解決にならないことが多いんだよ。
思春期が終わればニキビが落ち着くって言われてるのは、余分な皮脂の分泌量が少なくなるからなんだ。
年齢による皮脂量の変化
※とくに男性は10代から皮脂量が一気に増えテカリやベタつきに悩むことが多く、女性は加齢と共に乾燥に悩むことが多いと言われています。
思春期の間に殺菌剤、抗菌剤を使いすぎると、健康な肌環境が崩れて思春期が終わっても繰り返しできる「大人ニキビ」に悩まされちゃうことが多いんだ。
自然のものにも強い殺菌・抗菌作用がある
最近ニキビが即効で治ると話題の「ティーツリー」や「ハトムギ(ヨクイニン)」には殺菌、抗菌作用があるんだよ。
韓国コスメで人気の「ニキビパッチ」も、この殺菌作用のあるティーツリーの成分を付着しておくことでニキビの改善を早めてる商品が多いんだ。
肌全体につけるわけじゃないから、デメリットを最小限におさえることはできると思うんだけど、これも使いすぎ注意アイテムの1つ。
ただ、それよりも「ティーツリーオイル」を直接肌にパッティングしたりするのは、かなり肌環境に影響が出て乾燥することが考えられるからNG。
ボブのひとくちメモ
プチプラで人気のある「ハトムギ系の化粧品」は医薬部外品に指定されてないため、菌を退治するほど有効成分(ヨクイニンエキス)を含んでないから大丈夫♪
韓国コスメのティーツリーを使った化粧品は、効果が高いみたいだから使いすぎは健康な肌にも影響があるかも…
ニキビ肌=不潔の考え方が間違ってる。そんなに気にしなくて大丈夫だよ
ニキビに悩んでる子は
- 枕のカバーを毎日交換したり
- アルコールスプレーをしたり
- 何度も洗顔をしたり
- あぶらとり紙を多用したり
とにかく「清潔にしないと!」っていう想いが強くて努力しちゃう子が多いんだ。
とくに中学生、高校生は気になる年頃で、潔癖になりすぎて「除菌スプレー」や「アルコールシート(汗拭きシート)」を多用しちゃうことが多いよね。
そうなっちゃう大きな理由には「ニキビは清潔に!」「アクネ菌を即効で退治!」など、多くのメディアで「ニキビ肌=不潔」みたいなイメージがついちゃったからって言われてるんだ。
肌を清潔に保つことは悪いことではないから、やってきたことは無駄じゃないよ。
ただ、殺菌や抗菌をしすぎると肌を守るための菌(善玉菌)も同時にいなくなっちゃうことだけは知っておいてほしいんだ。
肌の「うるおい」や「バリア機能」を作るには、皮膚常在菌がある程度必要なんだよ(皮脂もある程度必要)
出来るだけ肌をきれいに保ちたいっていう気持ちは大切、だけどそのためには「洗いすぎや落としすぎにも気をつける」必要があるんだ。
ニキビのかゆみ・痛み・赤み炎症を即効で抑え治していく「抗炎症剤」
ニキビを無意識にかいちゃう・気になって熟睡できない時に有効
ニキビの「赤み」や「ヒリヒリ」は炎症を起こしてるからで、この炎症をやわらげてくれる効果がある成分が「抗炎症剤」
ニキビを即効で治すっていうよりは、かゆみ、痛み、赤みが落ち着いて、見た目も比較的早く改善されるよ。抗炎症剤はステロイドに似た効果を持ってるから
- 炎症をやわらげる
- 細胞を修復する
ことに期待が出来るんだ。
有名な成分だと「グリチルリチン酸2K」や「アラントイン」お薬(医薬品)にも使われる成分だから、化粧品(医薬部外品)の中では効果・即効性が高い成分になるんだ。
※ 医薬品に使われる場合は濃度が異なります。
ボブのひとくちメモ「ステロイドとは?」
みんなのカラダは「肌をきれいするためのホルモン」を自分で作り出せるんだ。
ステロイド薬はこのホルモンに似た効果を人工的に作り出して、肌を強制的にきれいにすることが出来るんだよ。
その効果は高いんだけど、使いすぎると「自分で肌をきれいにすることが出来なくなっちゃう」から注意が必要って言われてるんだ(ステロイド依存)
お薬はもちろん、疑似ステロイドの作用を持つ化粧品も使いすぎに注意しようね。
NG例:日焼け止め、洗顔、化粧水、乳液、美容液、すべてに、強い抗炎症剤が配合されてるなど
毛穴詰まりを解消してニキビを治していく「ピーリング作用」
ターンオーバーを強制的に早め肌再生を促進する
自宅で出来るピーリング(マイルドピーリング)には
- 物理的に角質を剥がしてく
→「スクラブ」 - 薬剤を使って角質を剥がしてく
→「ピーリングジェル」 - 酵素の力で頑固な汚れを落とす
→「酵素洗顔」
が有名だよ。
古い角質を強制的に剥がして肌をきれいにしていく方法なんだけど、化粧品として売ってるピーリング商品は、ターンオーバーを早めるほどの効果はないんだ(医師の判断もなく皮膚を剥がすなんて危険すぎるもんね)
ニキビを治すピーリング作用ってなると「皮膚科で処方されるかなり強力なお薬」が当てはまるよ。
- ダラシン
→殺菌・抗菌作用 - ディフェリンゲル
→角質代謝 - ベピオゲル
→角質代謝・殺菌
これらは「角質の代謝」や「殺菌効果」でニキビを治すことが出来るお薬。角質の代謝を早めて、毛穴詰まりを解消しアクネ菌を外に出すことが出来るんだ。
ニキビを治す即効性は高いんだけど、代謝を早めることで「正常な肌を作るのが難しくなる」っていう副作用もあるから、肌のバリア機能が低下して
- 赤くなる(炎症)
- かゆみが強く出る
- 化粧品がしみる
- 皮が剥ける
など「ニキビ以外の肌荒れ」に悩むケースも多いんだ。
医師の判断で必要って診断された場合をのぞいて「即効性だけを求めて強いお薬を使うのはやめた方がいい」かもしれないね。
※ お薬での治療が必要と判断された場合は、担当の医師に従い正しく治療を行ってください。
思春期ニキビは即効性だけを求めずに原因の解決を目指すのが◎
ということで「思春期ニキビの治し方で即効性の高い方法」についてまとめると
- 薬だけでの改善は難しい
- 面疔は薬での即効解決が◎
- 殺菌・抗菌は即効性が高い
- 使いすぎは悪化する可能性あり
- 抗炎症剤を上手く使う
- 基本はゆっくりと治していく
即効で治したい気持ちもわかるし、即効で治したことが良かったっていう場合も中にはあると思うけど、焦ることでニキビを悪化させちゃうことだけは避けてほしいんだ。
肌に大きな負担がかかれば、肌細胞を再生する邪魔をしたり、ダメージから守るメラニンが多く作られ「ニキビ跡」として残っちゃう可能性も考えられるよ。
思春期の間にしっかりとしたスキンケアや生活習慣を身につけておけば、将来の肌を守ることにもつながるんだ。
肌になるべく負担をかけない化粧品やお薬を上手に活用しながら、思春期ニキビの改善を目指してみてね♪