中学生、高校生で意外と多い肌の悩みに「唇が乾燥する・唇が荒れる」っていうのがあるんだ。
秋や冬の乾燥しやすい時期はもちろん、1年中唇が乾燥してて困ってるっていう子もいるみたいだよ。
簡単な解決方法として思いつくのは「リップを塗ること」だと思うんだけど、リップを塗っても効かない、治らない、子も多く、解決方法を探してる子は多いんだ。
ということで今回のテーマは「唇の乾燥・荒れがリップ塗っても効かない・治らないその原因と解決方法」を紹介してくよ。
唇は顔のパーツの中でも乾燥しやすく、紫外線の影響も受けやすい部分、この記事を参考に、ぷるんっとうるおいのある唇を目指してみてね。
この記事の目次
唇が荒れる・乾燥する原因はなに？
唇は顔の中でもとくに、乾燥しやすく、敏感なパーツ、でもあるんだ。
その理由は「皮膚が薄いこと」が1つ。
皮膚は層になってて、1番上の角層っていう部分があるんだけど、唇は他の場所に比べて、この角層が薄いんだ。唇は角層が薄いから血液が透けて、赤く見えてるんだよ。
もう1つの理由は「皮脂腺がないこと」
健康な肌は皮脂が分泌されて、油の膜で守られてるんだ。皮脂には
- 外敵から肌を守る
- 水分の蒸発を防ぐ
この2つの大切な役割があるんだ。
唇はこの皮脂の分泌がないから、乾燥しやすく、荒れやすい、敏感な部分になっちゃうことが多いんだね。
唇が乾燥して荒れる2つの原因
唇がかゆい、腫れる、皮が剥ける、唇が乾燥して荒れる大きな原因は
- 唇を舐める
- 唇が日焼けする
この2つが考えられるんだ。
この唇が乾燥して荒れやすくなる原因を、1つずつ詳しく解説してくね。
・唇を舐めると荒れる理由
乾燥したり、皮が剥けると、ついつい唇を舐めちゃうことがあると思うんだけど、実は乾燥しやすくなる原因の1つなんだ。
↑でも話したように、唇には皮脂腺がないから、水分（うるおい）だけで保湿をしてるんだ。この水分が蒸発しちゃうと、唇は乾燥してる状態になっちゃうんだよ。
そこで注意したいのが、唇を舐めた時につく「唾液」
唾液は蒸発する時に、周りの水分を吸収して蒸発しちゃうんだ。つまり、唇のうるおいを多く蒸発させて、乾燥しやすい状態にしちゃうんだよ。
化粧水に使われる「エタノール」に似てる感じがするね。
・紫外線には要注意
乾燥といえば「紫外線」肌以上に紫外線の影響を受けやすい唇は、乾燥しやすい状況にあるんだよ。
普通の皮膚（顔や腕など）でも、紫外線の強い日に外にいれば、赤く炎症を起こして軽い火傷みたいな状態になっちゃうことはよくあるよね。それより皮膚が薄い唇は、紫外線の影響が大きくなるのは当然のことなんだ。
紫外線の影響で唇の水分はどんどん蒸発し乾燥しちゃうんだ。唇にとって紫外線に直接当たり続けることは、本当に良くないことなんだよ。
唇の場合だと、紫外線で本当に火傷しちゃう子もいるみたいだから、気をつけないとね。
唇の乾燥対策に効果的なリップの選び方
リップを塗っても乾燥が治らない、効かないって感じてた子は、もしかしたら「リップの選び方」を、変えてみたら効果があるかもしれないよ。
↑の乾燥の原因で話した内容を考えると、唇の乾燥対策に大切なことは2つ。
ということで次は、リップクリームの選び方について詳しく紹介していくね。
市販のプチプラリップクリームでも、優秀なアイテムはたくさんあるから、参考にして「効果があって、肌に合うリップ」を見つけてみてね。
リップケアの基本は「紫外線対策」と「油の補給」
リップケアで重要なポイントは、紫外線から水分の蒸発を防ぐ 「紫外線対策」と、唇にはうるおいの蒸発を防ぐための皮脂分泌がないから「油分の補給」を、してあげる ことが大切になるんだ。
効果的なリップクリームを選ぶには、紫外線を防御できて、皮脂の代わりになる優れた油分が配合されたリップを、選ぶのがおすすめだよ。
・2種類の油から出来るリップの違い
リップクリームの主成分は「油脂＋鉱物油」で出来てることが多いんだ。
オリーブオイルなどの油脂が多く使われてると、唇に馴染みやすく、使い心地が良くなるんだよ。
ワセリンなどの鉱物油が多く使われてると、馴染みは良くないんだけど、しっかりと油の膜（皮脂の代わり）を作ることが出来るんだ。
だから、使い心地の良いリップクリームほど、油脂が多めに配合されてることが考えられるんだ。化粧品の成分の見方でいうと、上位に書かれてる成分は配合が多いんだよ。
成分表示の例↓
【有効成分】 酢酸トコフェロール、グリチルレチン酸ステアリル、【その他の成分】 オリブ油、水添ポリブテン、ワセリン、リンゴ酸ジイソステアリル…
このリップクリームのベースは「オリブ油」油脂で出来てるってことがわかるんだ。
ただ、油脂には弱点もあって、それを補うためにも「紫外線吸収剤」の配合が必要なんだ。
・「紫外線吸収剤」は弱点カバー＋紫外線防御
紫外線吸収剤を配合してないリップクリームが人気あるんだけど、リップクリームには日焼け止め機能が絶対に必要だと思うんだ。
クレンジングやリップ、マッサージオイルなど、油脂はすごく多くの化粧品に使われてて「美容オイル」って言われるぐらいメリットも多いんだけど、不安定な部分もあるんだよ。
油脂は紫外線を受けると、変質して肌に悪影響になることもあるんだって。
だから、リップクリームに紫外線防御作用をつけるのは、唇を紫外線から守るのはもちろん、油分の変質を予防するっていう大きな役割も持ってるんだ。
確かに紫外線吸収剤を多く含む「日焼け止め」は、乾燥の原因になりやすいから、毎日使う日焼け止めには適してないんだけど、リップクリームの配合量はすごく少ないから、避ける必要はないんだよ。
唇荒れ・乾燥対策におすすめのリップクリーム
以上の理由から、油脂100％のリップクリームだと、紫外線の影響で変質するかもしれないっていう不安もあるし、 鉱物油だけだと、使い心地が良くないっていう点から
「油脂メインで、次ぎにワセリンなどが配合されてるリップ」が、おすすめ。
鉱物油はワセリンの他に、ミネラルオイルが有名だよ。
あとは、高保湿成分のセラミドが配合されてたり、しっかり紫外線対策がされてるリップを選ぶようにすれば、リップクリームでの乾燥対策は完璧だね。
・ニベアのリップがおすすめ
おすすめは「ニベア ディープモイスチャー シリーズ」
値段も500円前後と中学生、高校生でも買いやすく、ドンキや薬局でも買える点もおすすめポイントだよ。他にも
- オリブ油、油脂がメイン
- 鉱物油も配合されてる
- 紫外線吸収剤も配合
- ビタミンE配合（血行促進）
- 抗炎症成分配合
しっかり油の膜を作ってくれて、紫外線からも守ってくれる、安いのに優秀なリップクリーム。
さらに、血行促進作用や、炎症を抑えてくれる成分を配合してる「医薬部外品」のリップクリームだから、ちょっとした炎症、乾燥によるひび割れ、に効果的に働きかけてくれるんだ。
ニベアの化粧品は、シンプルな作りで値段が買いやすいから、上手に使えば役に立つことが多いおすすめの化粧品だよ。
ただ、全体的に油分が多い作りになってて、クリーム系の化粧品はニキビの原因になりやすいから、中学生、高校生のみんなは、注意も必要。
・ケアセラ高保湿リップクリーム
もう1つがロート製薬さんから出てる「ケアセラ 高保湿リップクリーム」
このリップクリームの最大の特徴は、高保湿成分の天然型セラミドを数種類配合してるとこなんだ。
ただ、この天然セラミドは原価が高く、この1000円以下の価格だと配合量はすごく少ない可能性が高いんだ。
それに、ベースが鉱物油で、紫外線対策もされてないから、どちらかと言えばニベアの方が使いやすいと思うよ。
高保湿成分のセラミドについては、別の記事で詳しく紹介してるから、気になる子は読んでみてね。敏感肌や乾燥肌に悩んでる子は、このセラミドがかなり減少して肌のバリア機能が低下してる可能性が高いから、参考になると思うよ↓
関連記事：敏感肌の中学生・高校生はどうしたら良くなる？スキンケアのポイントは肌バリアの強化！
色付きリップでおしゃれを楽しむ
今回は、唇を守るための乾燥対策に役立つリップクリームについて紹介してきたけど、リップにはおしゃれを楽しむタイプの物もあるんだ。
一般的には「口紅」って言われる化粧品なんだけど、最近は「リップティント」っていう、色付きリップの人気が高いんだよ。
中高生に人気のリップティント
色付きリップことリップティント、韓国発祥の化粧品で「肌の状態（ph）で色が変わる」っていう、おもしろい特徴を持ってる化粧品なんだ。
自分だけのカラーになることや、グラデーションが出来ることで、モデルさんも多く愛用、紹介したことですごい人気なんだよ。
ただ、リップティントには注意しなくちゃいけないことや、知っておかないと後で肌トラブルになる可能性があるから、使う前に知っておいてほしいんだ。
詳しくはこの記事にまとめたから、よかったら読んでみてね↓
関連記事：バレない学校メイクに最適？色付きリップのリップティントってなに？
